Road to ヤクーツク

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目論見はずれる

 

長男が帰国の便のチケットをおさえました。

 

もう?

そう、もう、なんです。

9月から始まった一年の終わりが近づいて来ています。

もともと、授業は7月に終了の予定でした。8月は向こうも夏休みですからね。

ところが先日連絡があったところによると、留学生の授業を受け持つ先生が休暇に入るらしい。

それで、留学生は6月には授業が終了してしまうのだとか。

それでも時間が許す限りそちらにいれば?と思ったのですが、6月末でビザが切れ、それ以降の延長は認められないらしいのですね。

つまり、留学生活はもう残り2カ月をきったことになります。

 

 

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「今、雨が降ってる!!」

「初めて見たよ」

ヤクーツクで」

 

貴重な残り時間です。

やっと春になったヤクーツク

雪は雨になり、凍った土も融けだしています。

 

 

 

ところで、私のささやかな夢は叶わぬことになったのです。

それは、帰国する長男を、家族で空港に迎えに行くこと。

いや、かなり楽しみにしていたんですよ。本当に。

 

ちょうど夏休みの頃だろう。

成田かな、新潟かな...

と思っていたのですが、長男の帰国は6月末。そして

平日。

がーん。ショック。

 

私も旦那もその日に休めるか...?

そして次男は学校を休ませるか....?

 

無理じゃね?

 

長男、電車で帰宅、決定の巻(笑)

ま、行く時も玄関から見送ったからね。

ふつーに「ただいまー」って帰ってくればいいか。

うん、仕方ない... 仕方ないよね... うう...(T_T)

 

そう言えば... 

これまで連絡をとるのに気軽に使っていたLINEでしたが、思わぬ横槍が入りました。

www.asahi.com

 

え...! と思っているうちに早速長男から

 

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「なんかWi-FiじゃないとLINEができない...」

 

 

まじなのか!

ロシア、一体なにしてくれてんの。

 

どうやら今のところ、Wi-Fi環境下でならば、テキストとスタンプのみ送受信できるらしい。写真や動画はやり取りできない。

これ、どう捉えたらいいのか...

完全にシャットダウンされた訳ではないので、まだラッキーでしょうか。

まあLINEでなくとも、メールでもTwitterでも連絡はとれますが...

 

それでなくともきな臭い国際情勢の中、様々な動きに不安がつきまといます。

 

「不便じゃねーか!!おそロシア!!」

と笑えるだけならいいのですけどね...(^_^;)

 

安全に。

とにかく、何事もなく。

笑顔で帰ってきてくれれば、それでいいのです。

 

 

 

※ ※ ※

 

 

 

春の句をぐずぐず考えている間に、立夏が来てしまいました。

なんか春を追いきれなかった感じ。

桜吹雪と朧月夜は来年の宿題だ。

季を逸するとでも言いましょうか。

季節の巡るのは早いものですね。

(いや、句を考え付くのが遅いのか)

 

 

GW、我が家でも少しばかりお出かけ。

片道一時間ほどの市にある、そこそこ有名な神社に出かけました。

 

道中は良く晴れていて、山々の緑が鮮やかに光っていました。

 

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鳥居をくぐって参道に踏み入ると、うっそうとした中にいくつもの木漏れ日が降り注ぐ、特別な空間が広がっていました。

世間と隔絶した感じ。

心が静まります。

 

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ほんの半日のお出かけでしたが、とても楽しかった。

気分爽快でした。

もちろん「世界平和」を祈願してきましたとも。

 

 

 

 

 

【おまけ】

洗いたての靴履く朝や若葉風

空までもいざ伸び行かん山若葉

青空を塗り重ねゆく青葉かな 

木下闇げに神仏のおわしけり

早苗田の畔に休みし夫婦かな

 

 

 

 

 

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4月のよしなしごと

 

 

日が沈んだころに外に出ると空に月が出ていて、

この時期らしくぼんやりとかすんでいる。

 

朧月、と思って

立ち止まってしばらく眺めてしまう。

 

だんだんに

離れている人のことが想われてきて、

どうしているだろうかと思う。

 

ポケットの中で握りしめていたケータイに

小さな振動があって、

暗い中に取り出してみると、

私の声が聞こえたみたいに 今まさに手紙が届いたところ。

 

少し肌寒い夜のことで、

ぽーん という優しい音と一緒に、

会いたい人からの手紙は

私の手の中にそっと飛び込んできて、

ほのかに光っていたのです。

 

あんまりタイミングがよすぎて、

まるで夢の中にいるような、

あるいは月の仕業のような。

 

この4月には、こうやって手紙を受け取ったことが二度まであって、とても不思議な気持ちになったのです。

 

 

 

「月と手紙」があまりにも自然にマッチして、

朧月で五七五を考え始めたけれど、このマッチングは伝わる気がしない。

暗がりで、手の中に小さい月が灯ったみたいだったのに。

ふみきたる

ふみ灯るや

降りくるふみや

手の中に灯りしふみや

あー意味わからん。説明文にしかならねーし。

 

 

 

 

 

たわいもないことなんだけど、

忘れてしまうのはもったいない気がします。

来年の春の朧月には思い出さないかもしれないし。

写真もないし、句もないし。

 

書いておくとすればここ以外にないのです。

 

誰にも話したくないのですが、みなさんは口がかたいから大丈夫。

 

 

 

 

 

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ある日の兄弟

 

 

次男が中学に入学してはや2週間。

学ラン姿の初々しい次男君、毎日はりきって通学しております。

初めの頃どうしてもうまくはめられなかったワイシャツの一番上のボタンと袖のボタンも、ささっとはめられるようになりました。(笑)

 

いや、これがホントに難しかったみたいですよ!

特に右袖のボタン。四苦八苦しているのを横目に私は食器を洗っていたんですけどね、洗い終わってもまだやってるんですよ!

左手であの小さなボタンをうまくはめるっていうのが大変だったみたい。ちょっと微笑ましかったです。

 

 

桜の季節もすっかり終わってしまいましたが、少し前に、ヤクーツクにいる長男へも春の便りを。

 

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「おぉぉぉぉぉぉ」と返事が(^^) 

日本の春、どやっ。

 

長男によれば、ヤクーツクもだいぶ暖かくなってきたようです。

気温もやっとプラスの世界へ戻り、昼がどんどん長くなっているんですって。夜8時でも、まだ外は明るいんだそうです。

たしか冬の始まりの頃は朝の7時を過ぎても真っ暗だと言っていました。異国の季節の変化、興味深し...

 

暖かくなってきたおかげで、遠くへ出かけることが楽になって来たんだとか。バスに乗る回数もぐっと減ったそうです。歩いて出かけられる、ってことなのかな。

 

向こうからはこんな写真が来た。

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「明日はこの祭りに行くよ!!」

 

日本文化の祭り

ヤクーツク市 村山市 と書いてある。

山形県村山市ヤクーツク姉妹都市

ヤクーツクにて、日本文化にふれあうお祭りが開催されたようです。さくらまつり、って感じ?。

長男たちはこのお祭りで折り紙や書道のコーナーをやったとのこと。

つーか、あんた、披露するほどの実力はないだろうに...

村山市の方に笑われないでね、と言ってやりました。

 

例によって詳細なレポートは一切ないのですが...(^_^;)

コスプレの若者たちも登場する、なかなかの盛り上がりだったとか。

やはりジブリエヴァンゲリオンの人気はすごいらしいです。

 

しかし...なんかこう...

もうちょっと情報が欲しいんだよ、長男...

 

 

※ ※ ※

 

 

この週末は、次男が珍しく本が欲しいと言うので、書店に出かけました。

学校で、朝、読書の時間があるらしいのです。

中学生に読んでほしい本はね...! 

と、口を出したくなるのをぐっとこらえるのが大変でした~(^_^;)

 

あれですね、今どきの中学男子、ほっとくとゲームの世界観を小説にしたものや、ライトノベルの方に行きますね。

最初に手に取ったのが、なんだかホラー的な殺人事件的なヤツで、母はドン引きしました。

え~っ!と思ったら、ちょっと首をかしげて本を棚に戻し、次は映画の原作的なコーナーへ。

しばらくして「君の名は」を持って来ました。

へぇ~。そうなんだ。流行ってるから興味あるんだね。

 

自分が中学生の時って、何を読んでたかな...

たしか赤川次郎が大流行していました。

あと、SFにはまってましたね。眉村卓とか。

やたらとハヤカワの文庫を読んでいたのを思い出しました。

なつかしい。

そんなことを考えていたら、次男は「君の名は」を却下し、最終的に「ハリーポッター」に決定したようです。

そだね、「君の名は」はいつか映画見るかもしんないしね。

 

次男は「西遊記」とか「三国志」、「ヒックとドラゴン」など、長編の冒険もの(?)が好きなので、「ハリーポッター」も気に入るかもしれない。いいんじゃね?

面白いといいね。

 

 

そして、その夜のことですが....

長男からLINEが来ました。

たくさん本を買い込んだとかで、写真を送ってくれたんです。

似たようなことしてんなぁ...

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「今日は本をたくさん買ったぜ」

「イェェェェェェイ」

だって。

 

兄弟して本買ってたわけね。ぷぷぷ。

 

 

ん? あれ...?

 

 

 

 

お気づきですか、みなさん...

これですよ、ここ!

 

 

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なにこれ、こわい。

 

これは...

ハリーポッターです... (@_@;)

 

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何も同じ日に同じ本を買っていなくてもいいと思うの。

日本とロシアで。

お前らオカシイ。

 

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春の野望

 

梅の花に冬ロスをいやされながら何とか過ごしているうちに、やっと桜前線が北上してきた。

世の中に数多ある前線のうちでも、桜前線ほど心焦がれる前線はあるまいと思う。

桜前線」が「北上」だよ?

必ず私のところにもやってくる。

疲れていようがふてくされていようが、必ずここを通過する。

幸せすぎるじゃないですか。

 

自分は30代の後半ぐらいに、季節の感じ方がはっきりと変わったと思う。

誰でもそうなのだろうか。草花に対する感覚が強くなるのは。

若い頃は一体何を見て生きていたんだろうと繰り返し思うほど、草花の隆盛に美しさを感じるようになった。

 

ほんの数年前の春のこと、茫然と見入ったのが柳。

幼い緑色が、柔らかく、淡く、静かに静かに芽吹いてくる様子にすっかり魅了された。

あんなに幽けく芽吹くものが他にあるだろうか。

桜が咲く直前に樹全体が桜色に萌えたつように、

柳もまた、淡い緑色をほのかにまとう。

あの芽吹きの前では、絹糸でさえ雑だ。

格別な美しさだと思う。

 

歳時記を見ると、柳は春の季語でもあるようだ。

「枝垂れ柳」「糸柳」

糸柳とは、枝垂れ柳の別名。

絹糸を連想していたから、どきりとした。

さらに、

「芽柳」「芽吹き柳」

芽吹いたばかりの柳のこと。

なんてことだろう、そのものずばりの語があるなんて。

知らなかったのでとても驚いた。

そしてなぜか愉快でたまらなくなった。

芽柳、芽吹き柳、ね。

そりゃ俳句にも詠むでしょうよ。

だってあんなに美しいのだもの。

芽柳を愛おしんだ先人たちとは、そりゃもう気が合うに違いない。

 

 

 

 ※ ※ ※

 

 

 

その緑色の柳をさ、どうしても写真に撮りたくって。

もちろん、桜も雪柳も撮りたくって。

密かに野望を抱いていた訳ですよ。

 

写真を撮るって、強い魔力がありますね。

めっちゃいい写真が撮れたらヤバいとか好き勝手に想像する訳ですけど、まあ、そんな訳もなく(^_^;)

でもとても楽しいですね。

 

ここはかねてから目を付けていた公園で、蓮池にぐるりと柳があるのです。

日曜日。雨の弱い時をねらって行ってみました。

ぎりぎり傘をささなくても歩けるような、霧のような雨でした。

空が暗いせいか、写真ではいまひとつ緑色の美しさがわかりません...

悔しいなあ。

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月曜日。

次男の中学校入学式だったので、お休みをとっていました。

次男おめでとう!)

午後は特に予定なし。

曇り空だけど、少し晴れ間がありました。

この時を待っていた! 再びレッツゴー!

 

さあ、足下のクローバーも乾いた。 

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たんぽぽにとっても小さいバッタ?がいたんです。

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柳、どうだろう。 

見えている緑色と、写真の緑色が違うのが悔しい~。

ああ、伝わるでしょうか。

本当にきれいで、私はずーっと見ていられます。

 

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うあーーっ伝わらないかな(T_T)

 

個人的には、これはもうだいぶ育ち過ぎ。

もっともっと緑は柔かった。

ああもう、ご自分でごらんになって下さいよ。

来年だけど...

 

芽吹く その時の色。

そんな一瞬を撮るのは、大変なんでしょうね...

私なんか2日連続で行っただけで、なんかスゲー成し遂げた気分っすよ。

しかも古いiPhoneだし...(´▽`)

 

 

気を取り直して

少し歩いて、桜と雪柳。

雪柳がまた好きなんだ。 

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 夕方の桜。 

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はあ、マジで気が済んだ... ハラショー...

一人でお花見に出かけたの、たぶん初めてだな。

楽しかったから、来年も行こう。

もっといい写真が撮れるといいな...。

 

 

 

 

 

【おまけ】

ウグイスや学ランにそで通す朝

春の雷 故郷の父を思いけり

小糠雨 芽吹きあおめる産湯かな

ビッグバン解き放たれし噴雪花

 

 

 

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転機

 

私の最大のコンプレックス。

それは自分がパート勤めだということ。

私は結婚と出産が早かったので、実は正社員として働いたことがただの一度もない。

それが、超コンプレックス。

 

black-koshka.hatenablog.com

 

 

 

 

今の職場は勤めてもう10年になり、とてもよくしていただいているため不満は全くない。

でも子供2人育てるのに、今のままの収入だと厳しいのが実情。

パートの他にバイトもしているが、そうそう収入は増えるもんじゃない。

ずっと、正社員になるべきだと思い続けてきた。

 

我が家は核家族で、私の実家も旦那の実家も県外だ。

これまでは子どもに合わせて、夕方には帰宅できる仕事、休みを取りやすい働き方を選んできた。しかしやっと次男も小学校を卒業。

転職するべきだ。

40代前半。もう厳しいのは十分わかっているが、最後のチャンスだと思う。

 

春。新入生や新社会人が溢れる中、

遅まきながら私にも転機がやってきました。

 

 

 

 

 

実際に仕事を辞めるとなると、言い出すのが本当に大変なもので...

さすがに3月の確定申告のくそ忙しい時にそんな爆弾はぶっこめなかった。

落ち着いたら言おう。所長が社内にいる時。

今日はいない。明日も無理そう。

ああ、勤続10年のお祝いを頂いてしまった。

なんてことだ、めっちゃ言いにくい。

いや、でもこのままじゃダメだ。

子供にも両親にも、何にもしてあげられる余力がない。

自分には力がない。もうイヤなんだもの。

ダンナにばかり重圧がかかるのも、もうイヤだ。

 

すごくお世話になったけど。

ほんとはもっとここで働きたいけど。

ここで、少しは役にたってると思うんだけど。

どうか許して下さい。

 

 

 

 

 

3時の休憩の後、専務が出かけるらしい。

専務「ハローワーク行ってくるね」

私「え?なんでハローワーク?」

専務「今度求人出すことになったの」

私「えーーっ!! ま、待って...」

専務「ん??どした?」

私「ちょ、ちょっと、待って、待って!あの、それ、私、私が...」

専務「え?志月さん?え?あー!え?いいの?」

私「いいの!はい!まだ所長に言ってないけど!ぜひ!!だめですかーっ?」

専務「いや、いいんじゃん?ぜひお願いします。」

私「はい喜んでーーっ(T_T)!!」

 

翌日。

所長「じゃ、来週からね」

 

 

 

 

 

 

 

なんか私、

ふわっと正社員になったっぽい。

 

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4月1日によせて



長男からLINEが来た。
「彼女ができました。」




えーー!!まじか!!
ってならねーよ。
はいはい、エイプリル・フールね。
0.1秒でバレるやつ。

せっかくなので、次男が入学式で入学生代表挨拶をすることになったことを伝える。
挨拶の文章って、考えるのめんどくせーんだよな。

マジかと食いつき、超えられた〜と落ち込む長男。

うっそでした〜。
母を謀ろうとか10年はえーんだよ。

 
入学生代表は嘘だけど、
こないだの小学校の卒業式、次男はとても立派だった。
うちの小学校は卒業式の服装が自由で困るのだが、子供にいい恰好をさせると、それなりに見えて面白いものだ。
長男に初めてワイシャツとネクタイを着せた時、どっからどう見ても、おまえ公務員だろと思ったっけ。
そんなことを思い出しながら次男にスーツを着せてみたら、まあお似合いですこと。
登校した途端、彼は同級生のママたちに社長と呼ばれ、卒業式が終わって謝恩会になるころには、社長は既に会社を一つ潰し、今二つの会社を経営していることになっていた。
 
 
※ ※ ※
 

3年前の4月1日は長男が我が家から引越していった日だった。

大学受験はとにかく戦争で緊張の連続だ。大騒ぎしながらそれをなんとか乗り切った後もまた戦争で、現地まで行ってアパートを契約し、家電を揃え、家具を揃え、荷造りをし、あれやこれやと準備をしなければならない。
合格発表から引越しまでの数週間、私のiPhoneのリマインダーは常にやるべきことで溢れ、長男の新生活が支障なくスタートできるよう、確認に確認を重ねる毎日だった。
家族4人で過ごす時間が段々少なくなっていく感慨が湧く暇もなかったように思う。
大忙しだった3月の終わりとともに長男は引越しをした。

私が寂しさと心配でどうにもつらくなってしまったのが4月1日の夜。
ガイダンスに出席する長男の代わりにアパートで荷物を受け取るため引越しに同行した私は、何とか形になった一人暮らしの部屋に長男を残し、帰途についた。
じゃあね、と言う頃にはもう泣きそうで相当やばかったのだが、何とか耐えた。でも歩き出したらもうだめだった。涙が滲むなんてものじゃない。ハンカチで口を押さえなければならないくらい、おいおい泣いていた。
暖かくて雲のない夕暮れだった。空には見たこともない程細くて美しい三日月が出ていたのをはっきり覚えている。

春の三日月は地上に並行になるように寝ている。秋になると垂直になるように立っているんだよな。そんな事を考えて気を紛らせようとしたが、むり。新幹線に乗るために駅に向かって歩きながら、もう自力では嗚咽を止めることができなくて困ってしまった。まわりの人はさぞかし怪訝に思ったことだろう。

たしかあの日の月は月齢が1で、本当に限りなく細かった。あんなに細い月を見たのは後にも先にも初めてだ。この日にこの月を見たことは一生忘れないだろうと思った。誰にも言わずにおこうとも思ったのに、ここに書いてしまったな。

 
 

うちの子たちは年が離れているので、考えてみれば、家族が4人で暮らした時間はそんなに長くなかった。たった10年ほど。

子どもを私たちの手元に置いておけるのは18年。
この春から中学生になった次男と一緒にいられるのは、あと6年。
うちには18で家を出るという鉄の掟があるから、残りは6年なのだ。

短いな。
子育ては果てしなく長く感じるけど、本当は短いんだな。
 

※ ※ ※
 

毎年この時期になると、近所の大学のまわりには新入生と思しき若者が溢れる。
新しいカバン、新しい自転車、少し不安げな表情。
3人で歩いているのは親子だろう。あちこち指差しながら歩いているのは、大学はあっち、スーパーはこっち、確認しているのだろう。
親御さんの表情がちょっと気になってしまう。
大丈夫、家に帰ったら、意外に平気なものでしたよ。
最初だけです。
ホントに最初だけ。
 

これからずっと、そんな光景を見るたび、引っ越しの日のこと思い出すんだろうな。


新入生、がんばって。
お父さんお母さん、がんばって!!



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ざんげ 他

 

懺悔

 

3月。

確定申告、次男の小学校卒業、大相撲春場所、花粉症、バイト...

 

ロシア語をさぼっていました。

(ええ、はてなには皆勤していました。)

いや、3月だけじゃない。先月もだ。

今日は勉強しよう、今日こそは勉強しよう、って思ってはいたんです...

 

バチがあたりました。

 

先日夜のこと。

ラインにボイスメッセージがありました。

長男が録音したメッセージを送ってきたんです。しかもたくさん。

 

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早速聞いてみると、女性の声です。

あ、ロシア語。 え? 速っ! 速い!!

 

「私の名前は○○です、おいしいお菓子をありがとうございました!」

「私は○○○です、長男君はいい人ですよ!」

「抹茶のキットカットが美味しかったです!おかあさんは、優しい人です!」

 

どうやら山のように送ってやったお菓子を友人みんなで分けて食べたらしく、長男の友人たちがそのお礼を言ってくれたのです。

驚きました。ロシア語、すんごく速い。

いやいや、待て待てーい、ってなりました。

長男よ、お前はそんな速いところに暮らしているのか、ハンパねえな。

やっぱ現地は違うね~。

参考書についてるCDも、NHKのロシア語のニュースも、ずいぶんゆっくり話してるんだね。

 

初めて聞いた長男の友人たちの声... 嬉しい!

「おかあさん優しい」だって。ふふふ。

かわいい~(*^▽^*)

なんだよ、めっちゃかわいいな~。

お菓子なんかいいってことよ、こちらこそありがとう。

それより、話すの速いですぅー。

 

なんかガヤガヤしてた。飲み会でもしてんのかな。

楽しんでくれよ。

そんな感じで返信したのがまずかった...

 

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え、今、飲み会中じゃないの?

ボイスメッセージって、しゃべったら即、送信されるやつでしょ...?

わざわざみんながいるところで電話せんでも...

 

♬♬♬♬♬♬

でんわ、キターーーーっ!!!

「 やあ! 今みんなと代わるから。」

はあああああ???? (゚Д゚;)

ちょ、まっ、えーーっ!!!

待って、待って、

なんか私、呼ばれてるっぽい? どうしよう?どうしよう?

キャーキャー言って盛り上がってるぅぅ~(T-T)

 

(ゴ、ゴクリ...)

も、もしもし、もしもしぃぃ~?

ず、ずどらすとびーちえ

みにゃ ざぶっ 志月

おーちんぷりやーとな...

えっとぉ、

らーだすばーみ らずがばーりばち

ばりしょえすぱしーぱ ざ ばーしゅぽーましゅ...

 

 

撃沈...(×_×)

 

 

いや、ちゃんと自己紹介とお礼は言ったんですよ?

ほんと! 結構スラスラ~って!

はじめまして!おはなしできて嬉しいです!って。

 

でもまあ、「以上。」ってかんじ... 

そんだけ...  しか... 言ってない... です...

 

大きな救いだったのは、彼女たちがみんな日本語学科の学生で、私のへっぽこロシア語なんか及びもつかない、素晴らしい日本語でお話ししてくれたこと。

 

「おかあさん、ロシア語とても上手です。」

なんて言ってくれたの。恥ずかしーーっ(×_×)

 

ああ、私の大馬鹿野郎!

今考えれば、もっと話題があっただろうに。

 

ヤクーツクは本当に寒いんですね。驚きましたよ!

日本はもう春ですよ。たくさん花が咲いています。

長男はご迷惑をおかけしていませんか?

皆さんがいて下さって本当に嬉しい。

いつも助けて下さって、本当にありがとう。

またお菓子を送りますよ!!

 

こんぐらいは、言えたと思う...

でも電話が来たときは、テンパって、

ありがとう。しか出てこなかったんです。

つまんないおかあさん、って思われたかもぉぉぉ(T-T)

 

でも、「またお菓子を送りますよ!」だけは言いました!!

日本語で...。 

とっても喜んでくれてた...。

 

くっそ、原稿さえあれば...!

準備さえしていれば...!!

情けない...

 

さぼった私が悪かったです。

ごめんなさい。

心を入れ替えてがんばります。

 

 

☆EMS第2弾

前回の荷物がうまく届いたことに気を良くして、再び荷物を送りました。前回の記事はコチラ ↓

black-koshka.hatenablog.com

 

今度はお菓子とレトルト食品とごはんを送りました。

郵便局に荷物を持ち込んだのは2月26日。

長男の元に荷物が着いたのは3月8日。

 

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やはりモスクワを経由していますが、前回より到着が少し早い!

この差はなぜなのか、分かりません(^_^;)

今回は壊れ物や汚したくない書籍などがなかったので、特に包装はせず、ダンボールにどんどん詰めただけの状態で送りました。

書類の記載も、食品のパッケージに書いてある重さを参考にざっくり記載。

重さ6.5キロで 12,600円でした。

問題なく届きました。良かった~(^^)

 

 

☆日本語学科のこと

長男のいるヤクーツク北東連邦大学には、日本語学科があり、ロシア人の学生さんが日本語を学んでいます。

日本人留学生と日本語学科は頻繁に交流があり、長男はとても助けられているようです。

和服を着たり折り紙を折ったりするような親日イベントを、一緒に開催したこともあったんですって。

日本語学科の学生さんはほとんどが女性なので、長男の友人は女性ばかりだそうです。そしてなんと、日本人の先生もいらっしゃるんです!

ロシアを目指す学生さん! 

ヤクーツクは淋しくないよ! ヤクーツクへGO!! 

 

 

☆おまけ

 

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 通勤の足取り軽し犬ふぐり

 

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 青空にキャンドル灯すこぶしかな

 

 

 

 

 

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