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Road to ヤクーツク

ロシア留学 応援します

暗雲

経緯

奨学金、ダメかもしんない。たぶんダメだね。』

 

電話の向こうの長男は、割り切ったような声だ。

 

『えっ、なんで?成績悪かったの?』

 

『成績はたぶん、大丈夫だけどさ…』

 

 

じゃあ なんで。

どうした。

分かるのは、3月じゃなかったか?

 

 

 

 

奨学金の母体は、JASSO(日本学生支援機構)だ。

大学がJASSOに一括で申請をし、大学が給付を受け、それを学内で学生に配分する仕組みらしい。

JASSOから大学への給付自体が、

そもそも今年はなさそうだ、ということらしい。

 

 

 

えええっ〜⁉︎

そんなことって、あるの⁉︎

今年は奨学金ありませんってこと⁉︎

 

え、だって去年は?

先輩ロシア行ったんでしょ?

『おととしの給付から出てたんだって。だから、もうストックがないってこと。』

 

え…

ホントにそうなの…⁉︎

 

 

うそ…

 

だって、留学のガイダンス、あったじゃない。

今年は奨学金ありませんって、書いてあったっけ?

 

『国の予算の問題なんじゃないの』

 

 

いや…

そうなの…か…?

 

 

 

教官に聞いてみた?

その情報はどこから?

確定なの?

 

『たぶん』

 

 

なんだ、たぶんって。

責任者は、窓口は?

 

えーい、要領を得ないじゃないか!

 

 

そんなことってあるの?

本人は がんばって準備してたのに、

いざ集合したら、レースは取りやめ、ってことですか。

 

 

 

何だよ!

せめて、誰かに負けろよ!

チャンスもなし、って、何だよ!

 

 

いかん。

長男思ったら、涙出てくる…

 

 

 



 

 

見えないけど、情けないツラしてるんじゃないか…?

ここはかっこいいフォローを速く!

いや、フォローじゃないな。

考え方を変えるための、提案…?

 

 

まず、第一希望はこうだったろ。

駄目だったら、次はこう。

それは負けか?

負けじゃあないよな。

 

自分の実力でできそうなことに、

順番にチャレンジしてるってことだろ。

 

 

え…と、

これじゃ、言い訳?

まてまて、

 

 

お前はがんばって資金貯めてるんだから、まず、ロシア行けることは確定。

期間と時期について、考え直せばいいことだろ。

 

 

足りないか?

えーい、

 

 

まず、結論をきちんと聞いといで。

あとは春に帰って来た時、もう一回よく考えよう?

 

 

 

って、普通じゃん…

 

 

 

 

 

とにかく、元気出せ、長男。

元気出せ、自分。

 

次の作戦を考えるんだ。

あんなに、ダメだった時のこと、考えてたじゃないか。

ああ、経済力のなさがうらめしい。

 

 

いや、でも、これは決めてたことだ。

本人に段取りをさせるんだ。

絶対転んでもタダじゃ起きないぞ。

ピンチはチャンス。

 

 

 


でもまだチャンス見えない。


大ピンチ…

 

ショック…

 

寝る…。