Road to ヤクーツク

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見えない花

春だ。

 

この時期になると、思い返すこと。

 

 

 

私には、三十代半ばになってから、急に見えるようになった花がある。

 

 

それは梅の花。

 

桜が咲くよりずっと前に、

寒風の中に静かに咲いて、春が近いことを知らせてくれる。

 

 

 

身近に咲く、この静かな花の存在に、私はまるで気がつかずに生きてきた。

自分でも嘘みたいだと思うけれど、まったく見た記憶がなかったのだ。

絶対に、私のまわりには存在していなかったと思う(んなワケないけど)。

 

本当にこの時期にこの場所で、毎年花を咲かせていただろうか…?

ホントに?

 

 

 

何がキッカケだったのか、梅の存在に気が付いた私は開眼した。

 

植物の美しさ。

 

白くて物足りないと感じていた梅の花も、美しい...!

 

小学校の角の紅梅は、驚くほど華やかな濃いピンク色だ。

 

あの広場にあるのは桜の木、こちらの家にあるのは、桃の木だったんだ。

 

 

道端にも目が向くようになる。

 

小さな花がたくさん集まって咲いている野草は特に愛らしいと気が付く。

 

 

 

 

私の通勤路は、とてもにぎやか。

 

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恥を忍んで更に言えば、

見えていなかった大物がまだある。

 

それは、今では大好きな雪柳。

 

 

 

 

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これが見えてないって、ヤバイでしょ。

一体、何を見て生きてきたんだか…

ホントに昔からあったの...?

 

 

 

愕然としながら、何とか春を過ごすと、

夏の終わりにはサルスベリが、

秋には萩が、

またしても、初めましてなのだった。

 

 

もう開き直って、楽しくなってしまっているけれど、

みなさんには、こんなこと、ありませんか…?