Road to ヤクーツク

ロシア留学 応援します

はずむ足音

数日前。 

いいかげん、連絡してみようかな...  

と思ったところに電話が来た。

さすが長男、私のイライラのタイミングをよく分かっていらっしゃる。

伊達に18年間 一緒に住んでなかったね。

 

どうも外を歩いているらしい。

車の通る騒音をバックに意気揚々と、『これから健康診断に行くところ!』

 

お、どうやら行動開始だね。

留学準備がついに始まった。

 

 

 

 

留学の希望は、きちんと申請しさえすれば、認められるみたいだ。

今年度は何名のみ、とか

成績優秀者の中から、とかいうことはないらしい。

最低限の成績をクリアすれば、希望者全員行ける。

 

これは大学の中の、協定留学(交換留学)という制度。

海外の大学と協定があり、その中でお互いに留学生の行き来がある。

 

留学中はこちらの大学に授業料を払うが、留学先の授業料は免除される。

大学を通して、返済不要の奨学金に応募できる。

休学扱いにならないので、留学先でとった単位を卒業に必要な単位に算入できる。

 

すごい!

逆に、もうちょっと厳しく選考しても良くないですか?

恵まれてるなぁ....

 

 

 

さてさて、長男がこれからやることは留学先の大学への申し込み

目指すはロシア。サハ共和国の首都ヤクーツクにある北東連邦大学。

当然、自力で直接書類のやりとりをしなければならない。

 

大学のHPの留学案内(Learn Russian at NEFU — NEFU)を見る限り、ポイントとなるのはこの二つ。

・指定の書式による願書の作成と提出

・健康診断書の提出

 

HPはロシア語表示だが、英語、中国語でも表示可能。

願書の書式も、ロシア語と英語の併記でなかなか優しい。

これなら なんとかなりそう。

 

診断書、これは英訳して提出しなければなりません!

どーする長男!

 

 

全ての書類を提出すると、先方から正式な要請状(大学発行の招待状)が届く。

そしたらいよいよ ロシア入国ビザを取得することになる。

 

 

 

で、今日はこれから健康診断に行く。

まさかとは思うが、ちゃんと予約を入れたのだろうか?

『電話で聞いたら、予約は いらないんだって』

 

文書を翻訳してくれるサービスは探したの?

『診断書、病院で最初から英語で出してくれるんだって』

本当か? 本当に?

済生会病院、ハラショー…!

 

ビザ用のHIV検査も一緒にできるの?

『それは別の日に、保健所に行く』

 

あれ、なかなか順調…?

『でしょ、結構がんばってんだ。その分、ロシア語の勉強が全然できてないけど』

 

ああ、なるほどね。うん、忙しそうだ。

でも心配すんな。

必要なものを調べ、準備し、予約し、行動し、お金を払い…そういうことが全て貴重な勉強だから。

 

そういうヤツ そういうヤツ。

私があなたにして欲しいのは、そういうヤツなんだよ。

 

 

そう言えば、こないだの宿題は?

(→スタートはまだか。 - Road to ヤクーツク

『銀行に行って、口座は作ったよ。今キャッシュカード待ち。来たらクレジットカードとVISAデビットカードを申し込むんでしょ?

歯医者はまだ行けてない。結構お金使っちゃうから、バイトも週4にしちゃったしさ〜』

 

なんだか長男、よくしゃべる。

そりゃそうか、一歩一歩、近づいてるんだもんね。テンションも上がろうってもんでしょう。

 

 

車の行き交う音に負けないよう、大声で話し続ける長男。

ガンガン歩いているのだろう。上気した顔が目に浮かぶ。

嬉しさとやる気が伝わって来る。

 

 

 

ちっきしょー、うらやましい。

 

 

うらやまし過ぎて、ツラい…

 

 

 

 

 

 

仕方ない。

 

私には、そんなチャンスはなかったんだから。

 

私はもう、お呼びじゃない。

 

お母さんは応援する係。

 

 

 

 

 

 

 

 

くっそ、見てろ。

 

 

 

40代にできること、なめんなよ。

 

 

 

あんたが40代になった時、

 

 

 

私のすごさが分かるからな。

 

 

 

 

その時ビビんなよ!