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40代の本領 2

 

小学校最後の運動会が、次男の大活躍とともに幕を閉じた数日後。

その余韻もさめやらぬ ある朝、何の前触れもなく、私はぶっ倒れた(大げさ)。

朝 目が覚めると、経験したことのない ひどい めまいなのだ。

いつもの軽いヤツとは比較にならないつらさ。

頭を動かすと吐き気がして、とても起き上がれない。

何とか朝食を作り、旦那を送り出し、次男を見送ると、たまらず横になる。

出社はあきらめた方が良さそうだ。

 

頭の中がぐるぐる回る。

頭が重い。気持ちが悪い。だるい。

なんだこれ なんだこれ なんだこれ… 

 

 

※ ※ 

 

人生の先輩方からよく聞く、

『40過ぎると、来るよ』は本当だった。

なんか知らないが、奴らはじわじわやってくる。

 

 

先生、肩の関節が痛いんです。

整形外科Dr『 レントゲンどこも悪くないですね。湿布出しときます。』

 

先生、めまいがひどいんです。

脳外科Dr 『MRI何もないですね…吐き気止めいりますか?』

 

先生、 目がとにかく疲れて、眼球が痛いんです。

眼科Dr『視力は落ちてないですね…どこも悪いところはないですよ。』

 

先生、左乳房の奥の方に違和感があるんです。

婦人科Dr『エコー異常ないですね。様子見ましょう。』

 

先生、右の奥歯が痛いです。

歯科Dr『レントゲン異常ないですね。虫歯でも歯周病でもありません。』

 

 

なんなの?

これなんなの、一体⁉︎

 

っつーか歯が痛いのに、なんでもないとか、なによ?

 

いや、本当につらいから、行くわけよ?

病院だってタダじゃないんだから、できれば行きたくないんだよ!

 

なのにこれだよ。

私が何をしたって言うんだよ。

40過ぎただけなのにっ!

 

 

 

あー、

ハードだわ…

たたみかけて来るわ…

 

こうやって、

治療できない症状と、ずーっとお付き合いをしていく訳ですね。

みんなそうなんですね。

そういうことなんですね。

40代超、おそるべし…

 

 

 

見えない敵がいつも身体の底にいて、気まぐれに顔を見せては不安をグイグイ押し付けて来る。

くそー、憎たらしい。負けたくない。

これ、敵のレベルでいったらどんぐらいなんだろ。

まだスライムぐらい?

何レベルまで戦うのか、どんなラスボスなのか…

わからないのが、またつらいなー

 

普通に生活するって、こんなに難しいのか。

ここから更に難易度アップって、笑えてくるわ。

 

 

 

 

 

 

 

仕方がないか。ついに自分の番がきたのだ。

病院へ行けば、お医者さま方は よく診てくださるし、本当に心配ないことが判明すれば、私はむしろスッキリする。

 

それに世の中には、『ストレス』とか『ホルモンバランス』とかいう優しい言葉があって、誰でも歳を重ねることに軟着陸できるように配慮されているのだ。

 

はいはい、のっかりますよ。

なんなら、そろそろ迎えに行こうかと思ってましたとも。

 

 

めまいがして起き上がれないなんて情けないけど、こういうこともありえる年齢になった、ってことなんだろうなぁ…

 

今までどおりじゃないって、

あきらめて、認めていくしかないんだよなぁ…

 

 

 

世の中の人って、男性でも女性でも、

つらいこと色々かかえながら、家族の面倒みたり、仕事したりしてるんでしょ。

すげえなあ…

みんなすげえよ。

 

 

 

 

※ ※

 

 

半日寝たら、だいぶ楽になった。

 

明日会社に行ったら、話しまくってやる。

みんな過去の引き出しから色んな経験を引っ張り出して、全力でなぐさめてくれるに違いない。

アリガタイ....

 

朝、次男に背中をガシガシされて おえっとなったけど、あれはきっと、さすってくれたんだろう。ありがとう次男ちゃん。

 

昼には旦那から、号泣する にゃんこのスタンプが届いたけど、あれもたぶん心配してくれたんだろう。ありがとう。

 

 

私だけじゃないんだよね。

みんなもそうなんだよね。

お互いに理解したり、気遣ったりし合っているんだよね。

 

うん、それなら大丈夫そう。

 

大丈夫、がんばれそうですよ。

 

 

 

 

なにしろ、まだやっと入口だからね。

 

様子を見ながらテキトーにがんばろう。

 

 

覚悟、決まりました。