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Road to ヤクーツク

ロシア留学 応援します

週末のパンチドランカー

雑感

 

 

みなさんこんにちは。

いつの間にやら12月ですね。

今年も残り少なくなってきたところで、ちょっと一年を振り返ってみようかなどと考えていたら、ここへきて強烈なパンチをくらいました。しかも連打で。

一年振り返ってる場合じゃなかったので、この週末の話を聞いて下さい。ふたつの大きな出会いがあったのです。

 

 

☆出会い 其の一 

 

mamichansan.hatenablog.com

 

マミーさんがこちらの記事で教えて下さった絵本。 以前頂いたコメントでも紹介して下さいました。

『かっぱ』『まよいが』『やまびと』の三冊です。

遠野物語をどうやって絵本にしているのか、とてもとても気になっていました。

 

やっと時間が取れたので、張り切って図書館へ出かけました!

『やまびと』『まよいが』を堪能。

ところが『かっぱ』がない…

貸出予約をしたものの、どうにも気になって、結局書店をはしごしてかっぱ探し。

今どきの書店は店内の書籍が検索できるので便利ですよね。

期待して大きな書店へ行ったのですが、在庫切れ...

ならばと別の書店へ行っても在庫切れ。

なにをっ!と3店目へ向うも撃沈。

かっぱは?かっぱはいませんか?

これでダメなら諦めるしかないと思った4店目で、やっと見つけました!!

ひしめく子供たちの中にしゃがみ込んで絵本をひろげる私...

 

そんなこんなで、三冊とも読むことができました。嬉しかった!

そして、納得しました。

 

ページを開いた途端に引き込まれて、気持ちが一気に静かになります。代わりにゆっくりと五感が開いていく。

何かの気配を感じようと鋭敏になる感じといいますか...

すーっと身体が冷えて行きます。

 

遠野物語を壊さず、膨らませず、あの温度のままでの語りです。

すごい。

いいぞ、すごいぞ。

よくぞ作ってくださった! 

 

絵本を読んで気が付いたのですが、自分の中の遠野物語は白黒に近かったんだなと。

彩色をあまり意識していなかったんですね。

絵本は絵ありきですから、まずそこでひどく新鮮に感じました。

鮮烈な赤にぎょっとし、女の長い髪に見とれ、山々の深い緑に惹かれました。

 

三冊とも、自分が思い描いていた遠野物語よりも、はるかに臨場感があって驚きました。

自分は遠野物語をだいぶ俯瞰的に見ていたんだと初めて気が付きました。

視点がすっかり固定されていたんですね。

自力では入り込めなかった角度を見せられたことで、眼から鱗が2~3枚落ちました。

 

そして何よりあの、得体の知れないものに対する怖さ...。

子どもの頃に感じた怖さ、もうずっと忘れていた感覚です。

見てはいけないものの存在を感じるような...

言葉に出してはいけないような...

怪異譚としてのストレートさに圧倒される感覚を味わいました。

 

 

こう来たか、なるほど、なるほどなぁぁぁ。

マミーさーん、分かったよーっ!

わたし、マミーさんが勧めてくださった意味が分かったよーっ!

京極夏彦、容赦ないですねーっ!!

そして京極さんは遠野物語を愛してるんですねーっっ!!

 

図書館の中心でマミーさんに叫ぶわたし(心の中で)。

 

マミーさんがこの絵本を子供たちに読み聞かせている様子が目に浮かびました。ふふふ。みんなビビれビビれ。

 

 

 

 

 

☆出会い 其の二

 

cenecio.hatenablog.com

 

cenecio.hatenablog.com

 

cenecio.hatenablog.com

 

cenecioさんが、こちらの記事で教えてくださった映画この世界の片隅に』。

 

家族で見に行きました。

市内の映画館では扱っておらず、遠出をしてみた。

旦那の少ない休みを使ってもらうのは悪いかな…と悩んだのですが、思い切って誘ってみました。

良かった。本当に見て良かったです。

 

ノンフィクションなんだな...と思いました。

ドキュメンタリーと言ってもいい。

あの時代を懸命に生きた、ある女性の毎日が丁寧に描かれています。

 

私は涙腺の弱さには定評がありまして。

ハンカチ握りしめて臨んだんです。

でもね、予想と違いました。

いつから涙が出始めたのか、分からないんです。どのシーンで涙が出たのか...

気がついたら、はらはらはらはら、涙が流れているんです。

ずっとハンカチで右頬のあたりを抑えていました。

 

普通の毎日がどれほど愛おしくて大切か。

それを忘れてくれるなと、痛いほど伝わってくる。

シャボン玉みたいにやさしい時限式のメッセージを、たくさん手渡されたんだと思います。

 

お布団を並べて眠りにつくたび、子供の手をにぎるたび、鳥が青空を飛ぶのをみるたび、タンポポの花を見るたび、ご飯をお茶碗によそうたび...

そのメッセージがふわっと弾けるから、この生活の愛おしさを思い知らされるんです。

 

みんなこの枷に絡められてしまえばいいのに!

毎日の生活を脅かすものなど、誰も望んでいない!

 

一緒に見た次男には、感想を聞きませんでした。

何か少しでも、何でもいいから、覚えていてほしい。そう思いました。

旦那が見て良かったねと言ってくれたのがとても嬉しかった。

 

cenecioさん、映画見ましたよーっ!

誰かに話したいけれど、今のところ相手は旦那だけなんです。

会社で話したら涙が出る気がします。

でも、きっとまわりに勧めます。

教えてくださって、本当にありがとうございました。

 

 

 ※ ※ ※

 


強烈に心を揺さぶられた週末でした...

頭が疲れてしまったくらい。

だけど、とてもいい気分です。

 

今、もう一つ自分が驚いていることは、もしブログを始めていなかったら、この作品たちに出会えていなかったということ。

言い方を変えれば、ここで出会ったみなさんが実際に私を動かした、ってことなんですよね…

 

これまでもいく度となくみなさんに励まされ、力が湧く思いで過ごしてきました。

今回はそれだけじゃなく、自力では手が届かなかったはずのものに手が届いた、って感じがすごいんです。

世界が確実に広がっているんです。

大げさですか?

でもほら、カメキチさんもそうおっしゃっていましたよ!

 

kame710.hatenablog.com



 

 

 

ブログ、マジすげー。

恐るべし…