Road to ヤクーツク

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空の表情

 

昨日の祝日、単発のバイトでした。

来場者の案内というこのバイト、絶賛お気に入り中。

そもそも来場者が少ないのです。

スーツを着て、いい姿勢できちんと立ち、ひたすらお客様を待つ。

...誰も来やしねぇ

ただただ一日中 外に立ち尽くす、寒くて やや孤独なお仕事です(笑)

 

昨日は一日空を見て過ごしたようなもの。

朝10時に外に立ち始めるも、案の定誰も歩いていない。

幸か不幸かスマホは携帯しないので、空でも見ているより他ないのです。

12月とは思えない陽気で、晴れあがった青空がとても美しかった。

ふと気が付くと月が出ていました。新月に向かう下弦の月です。

昼間の月も、いいものですよね。ひっそりと空に浮かんでいて、気持ちがニュートラルに引き戻される感じがします。

 

 

 

これは昼休みに撮った写真。もう月は見えません。

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この空、電線がジャマだなって思いました?

私も最初、そう思った。

でも気が付いたんですよ!(くだらないので注意)

 

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五線譜みたいじゃないですか?

青いノートにくっきり引かれた五線譜です。

なんだか うわぁ~ と嬉しく思いまして...。

それでね、なんと月が ド の位置にあったのです。上から2列目 ね。

それで、小さな雲が上の方にフェルマータのように浮かんでいたのですよ! 音をのばす記号ですよ、のばしましょう! 

ド ー ー ー ..... です。

ハープの音でどうだろう。

クリスマスなのであのシャンシャンいう鈴でもいいかもしれません。バイトの会場内には小さくクリスマスソングが流れています。

 

それでね!まだ続くんです。

屋根から五線譜に鳥が飛びあがってきたのです。

ミファソッ ときて、ラ に止まりました。

間髪入れずにもう一羽、ミファソッ からの ラ!

左の方に大きめの雲がかかったので、あれはト音記号に決定です。

ラ ラ ド - - - ........

 

ミラクル!!

 

少ししたら飛行機が 五線譜の一番上の列を 

ミ-ーーー----ー→

と飛んでいきました。

 

そんなかんじで、午前中終了。

 

 ※ ※ ※

 

 仕事中に限って花や空がとてつもなく美しいことがままあって、その度ああ写真に撮りたいなあと思います。

たいがい運転中なのと、腕が伴わないのとで諦めるのですが。

 

先日も近隣の市をまわっていた時に、すごい空を見ました。

何もない田舎の街ですから、空がとても広く見えます。その日も良く晴れていて、空は美しい青色でした。

その空を西から東に向かって、大きな河のように、なんとも たおやかな すじ雲が、いくすじもいくすじも流れていたのです。

広い清流いっぱいに数千万もの絹糸を晒したよう。

繊細で柔らかな絹の流れは、日光を反射したり吸収したりして様々な色合いに染められ、太陽を中心とした同心円上に瑞雲が現れていました。

東には白い月。

空全体が光り輝き、絵巻物の中に入り込んだかのようでした。

 

目的地に着くと大急ぎで車を止めて写真を取りましたが、その時にはもう先ほどの空の輝きは影を潜め、手元に残ったのは凡庸な曇り空。

ああいった一瞬って、何なのでしょうね。神がかった何者かとすれ違ったようにさえ思われました。

 

※ ※ ※

 

あの時に見えた瑞雲。

彩雲とも言うようですね。

私はこの光を見つけるの、得意です。

よく見つけるんですよ。昨日のバイト中にもいくつも見つけました。

 

昨日の午後はいくらか雲が出たのですが、風が雲を散らすのでしょう、綿をほどいたような薄い薄い雲が流れていました。

そんな雲に太陽の光が当たって、くっきりと虹色に光って見えていたのです。

あっちでも、こっちでも、見つけるのが追いつかないほど。とても美しい空でした。

 

そうやって上ばかり見て、そろそろ首が痛くなってきた夕方。

4時過ぎでしょうか。さあ今度は金星のお出まし。

金星も ド の位置に現れて光り始めました。ナイス、五線譜。

雲は一面にオレンジ色に染まりました。それからピンク色になり、だんだんとグレーになって闇に溶けて行きます。

空が段々と暗くなって、青色が濃くなって群青に染まっていく様子、本当に引き込まれます。いつまでも見ていられる。

清少納言にケンカを売る訳ではないけれど、夕方の空が一番美しいのは、冬だと思うなあ。

オリオンの三ツ星、すばるのかがやきたるも いとおかし。

 

ところで...

雲って、地球ですよね? 地球の一部ですよね?

でも空って、宇宙ですよね。宇宙の始まりだと思うんですよ。

だから空を見ていると、宇宙をみている気分になります。

自分との間に何もなくて、そこからいきなり宇宙が始まっている。

私が宇宙を見ているとき、宇宙もまた、私を見ている、みたいな。

何にも持たず、何にも隠さず、ただただ対峙しているように感じるんですよね....

 

それにしても、冬の金星の輝きはすごいです。クリスマスツリーのてっぺんにつける星みたいです。

今夜もよく見えるでしょう。みなさんも夕方の西の空に、一番星を見つけて下さい。