Road to ヤクーツク

ロシア留学 応援します

早春

 

 

 

ヤクーツクの冬も、どうやら終わりに近づいてきたようだ。

調子のいいときにはマイナス50℃近くあったはずなのに、

このごろの気温はずいぶん手抜き。

もう日本とそんなに変わらないみたい。

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先日、長男に電話をしてみた。うまいこと時間が合って、少しばかり話をする事ができた。

 

やはり体感的にずいぶん暖かくなったとのこと。

長男はなんと「つまらない」という。

あんた寒いの嫌いじゃなかったっけ...?

いつの間にか冬が好きになったのでしょうか。

あんたの半分はそういう遺伝子だから、 まあ仕方がないけれど。

 

 

私が戯れにヤクーツクの気温を調べたり、

次男がラインに飽きてスマホを放置していたり、

旦那がかわいそうなほど上司に振り回されたりしている間に、

長男の留学は後半戦に突入している。

 

ヤクーツクに渡って6か月が経過。

長男は伸び悩んでいるらしい。

ロシア語を覚えていくスピードが急激に鈍った、と言う。

会話の全部を聞き取らなくても何となく意思の疎通ができる場面が増えた。以前ほど必死ではなくなってきたと言うことなのだろう。

 

なるほどね。次の壁が出てきましたか。

私は羨ましい思いで聞いている。

「お母さんロシア語サボってばっかりだよ」

「えー!がんばってよ」

「はい...」

面目ない...

 

 

スケートに行った。

観劇に行った。

バレエを見た。 

ヤクーツクにはなぜか「うどん」がある。うまいのでよく食べるらしい。

サハの人たちは日本人と同じようなお顔立ちだけど、たまにすげー美人がいる。

日本から一気に10人ぐらい留学生が来た。でもすぐに帰ってしまうのだとか。研修か何か?

授業で自分はどんな人間か?と聞かれたので「平凡」と答えたら、先生がエライ勢いで「そんなことは二度と言っちゃダメ。人はひとりひとりに必ず素晴らしいところがある。もっと自分を愛しなさい!!」と詰め寄って来た。(笑)

ビザが6月末で切れるので、延長しようかそのまま帰国しようか迷っている。授業は7月初旬までで、6月末時点でも単位取得は可能とのこと。えー、つまんない。なるべくそっちにいなよ!!

6月には夏至祭という大きなお祭りがあるので、それは見るつもり。

....などなど、楽しいお話し。

 

 

しかしこのところ、長男は非常に落ち込んでいたようだ。

長男が9月に向こうに着いた時、既にヤクーツクで留学生活をしていた日本人が数名いて、これまでとても仲良く過ごしてきた。

その彼らが一年の留学期間を終えて、ついに日本に帰国してしまったものらしい。

 

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つまらない。

何もやる気がおこらない。だって。

 

きっと家族のように過ごしていたんだろう。

一緒に過ごす楽しそうな写真だって、何度も送ってくれたものだ。

彼らが長男とのラインに乱入してきて、挨拶を交わしたこともあったな。

淋しいね...。

彼らは帰国後、いきなり就活だそうで、うまく行くように祈らずにはいられない。

がんばれ... 長男の親友たち!

 

 

 

 

そう言えば長男よ、お母さんはちょっとビビっている。

数年前、あんたが大学入試の前期試験を終えた頃、ちょうど今頃だったと思うけど。

私が珍しく、NHKロシア語講座を見ていた時のことを覚えていますか?

録画だったか再放送だったか... 貝澤先生の前の沼野先生のヤツだった。

なんであの時家に二人だったんだろうね?

私がだらだらと見ていたら、勉強の手を止めたあなたがいきなりTVのフレーズを真似て

 Я люблю борщ. (ヤー リュブリュ ボルシ)

と言った。私はボルシチが好きです、の意味。

Я люблю борщ. 

Я люблю борщ.

TVでフレーズを繰り返すと、まったく知らないロシア語をあなたもやけくそみたいに繰り返す。

何か変なスイッチ入ってたんだろうね~。

よし、覚えた。なんだよこれ、いつ使うんだよ。とか言ってたでしょ。

そのあとTVでは、スタジオでの文法解説からロシアの現地レポートに場面が変わって、地域の祭りや珍しい楽器なんかを紹介していた。何となく一緒に見ていたじゃないですか。

あれ、今思うとヤクーツクだったんだよな。

夏至祭と口琴(ホムスという楽器)、馬乳酒、民族衣装。

あの時は全く興味がなくて、地名なんか完全にスルーしていたけど、口琴が記憶に残っていた。あれはヤクーツク(サハ)の楽器でしょう。

それに調べてみたら、あの時のロシア語講座シベリア紀行のシリーズだった。間違いないと思う。

3年前だ。そうとも知らずにヤクーツクを見てたんだよな。

思い出したら、ちょっとビビりました。

 

 

 

 

 

 

先週土曜日のぶら散歩の成果は一枚だけ。 

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道半ば早春の風吹きにけり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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