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Road to ヤクーツク

ロシア留学 応援します

春の野望

 

梅の花に冬ロスをいやされながら何とか過ごしているうちに、やっと桜前線が北上してきた。

世の中に数多ある前線のうちでも、桜前線ほど心焦がれる前線はあるまいと思う。

桜前線」が「北上」だよ?

必ず私のところにもやってくる。

疲れていようがふてくされていようが、必ずここを通過する。

幸せすぎるじゃないですか。

 

自分は30代の後半ぐらいに、季節の感じ方がはっきりと変わったと思う。

誰でもそうなのだろうか。草花に対する感覚が強くなるのは。

若い頃は一体何を見て生きていたんだろうと繰り返し思うほど、草花の隆盛に美しさを感じるようになった。

 

ほんの数年前の春のこと、茫然と見入ったのが柳。

幼い緑色が、柔らかく、淡く、静かに静かに芽吹いてくる様子にすっかり魅了された。

あんなに幽けく芽吹くものが他にあるだろうか。

桜が咲く直前に樹全体が桜色に萌えたつように、

柳もまた、淡い緑色をほのかにまとう。

あの芽吹きの前では、絹糸でさえ雑だ。

格別な美しさだと思う。

 

歳時記を見ると、柳は春の季語でもあるようだ。

「枝垂れ柳」「糸柳」

糸柳とは、枝垂れ柳の別名。

絹糸を連想していたから、どきりとした。

さらに、

「芽柳」「芽吹き柳」

芽吹いたばかりの柳のこと。

なんてことだろう、そのものずばりの語があるなんて。

知らなかったのでとても驚いた。

そしてなぜか愉快でたまらなくなった。

芽柳、芽吹き柳、ね。

そりゃ俳句にも詠むでしょうよ。

だってあんなに美しいのだもの。

芽柳を愛おしんだ先人たちとは、そりゃもう気が合うに違いない。

 

 

 

 ※ ※ ※

 

 

 

その緑色の柳をさ、どうしても写真に撮りたくって。

もちろん、桜も雪柳も撮りたくって。

密かに野望を抱いていた訳ですよ。

 

写真を撮るって、強い魔力がありますね。

めっちゃいい写真が撮れたらヤバいとか好き勝手に想像する訳ですけど、まあ、そんな訳もなく(^_^;)

でもとても楽しいですね。

 

ここはかねてから目を付けていた公園で、蓮池にぐるりと柳があるのです。

日曜日。雨の弱い時をねらって行ってみました。

ぎりぎり傘をささなくても歩けるような、霧のような雨でした。

空が暗いせいか、写真ではいまひとつ緑色の美しさがわかりません...

悔しいなあ。

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月曜日。

次男の中学校入学式だったので、お休みをとっていました。

次男おめでとう!)

午後は特に予定なし。

曇り空だけど、少し晴れ間がありました。

この時を待っていた! 再びレッツゴー!

 

さあ、足下のクローバーも乾いた。 

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たんぽぽにとっても小さいバッタ?がいたんです。

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柳、どうだろう。 

見えている緑色と、写真の緑色が違うのが悔しい~。

ああ、伝わるでしょうか。

本当にきれいで、私はずーっと見ていられます。

 

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うあーーっ伝わらないかな(T_T)

 

個人的には、これはもうだいぶ育ち過ぎ。

もっともっと緑は柔かった。

ああもう、ご自分でごらんになって下さいよ。

来年だけど...

 

芽吹く その時の色。

そんな一瞬を撮るのは、大変なんでしょうね...

私なんか2日連続で行っただけで、なんかスゲー成し遂げた気分っすよ。

しかも古いiPhoneだし...(´▽`)

 

 

気を取り直して

少し歩いて、桜と雪柳。

雪柳がまた好きなんだ。 

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 夕方の桜。 

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はあ、マジで気が済んだ... ハラショー...

一人でお花見に出かけたの、たぶん初めてだな。

楽しかったから、来年も行こう。

もっといい写真が撮れるといいな...。

 

 

 

 

 

【おまけ】

ウグイスや学ランにそで通す朝

春の雷 故郷の父を思いけり

小糠雨 芽吹きあおめる産湯かな

ビッグバン解き放たれし噴雪花